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在宅勤務、業種は限られてしまうのか?自宅にインターネット環境があれば、在宅勤務への近道に!!

在宅勤務に最適な業種と今後の可能性

在宅勤務は主にSE(システムエンジニア)やプログラマーのようなIT関係のほかに、デザイナー、ライターといった業種に向いている働き方になります。これらに共通しているのはパソコンを使用して仕事をするという点です。

在宅勤務は出社をせずに自宅にいながらネットを利用した仕事を行うことができるのが大きなメリットです。パソコンを使った作業が中心や情報のやり取りが中心となる業界にとって在宅は利便性の高い最適な働き方と言えます。

日本には数多くの業種がありますが、在宅勤務制度の普及率はITを中心とした情報通信業の3割が最高でその他の業種は2割以下に留まっているのが実情です。仕事上パソコンが必要ない、もしくはそれほど重要視されていない業種を除いても全体的に低い普及率であることは否めません。

在宅勤務はパソコンの所持を含むインターネットに接続できる環境が整っているかが大前提となります。そのため、システムを導入するにはまず環境の整備という準備が必要不可欠となり、こういった部分も導入できる業種が限られてしまう要因の一つです。

つまりこのインターネットの環境を整えるという問題さえクリアーできれば在宅勤務は不可能とされていた業種であっても行うことが可能となります。

 

 

在宅勤務制度の特徴と成功させるためのポイント

在宅勤務とはその名の通り、会社に通勤することなく自宅で仕事を行なう方法です。同じ自宅で勤務をする形にフリーランスという物もあります。

フリーランスは個人事業主として働く物で勤務時間や休日といったスケジュールを自分の希望で決められるのが特徴です。それに対してここで説明する企業と雇用関係を結んだ会社員が自宅で仕事をする在宅勤務は、勤務の日数や時間についてそれぞれ企業の方針に合わせる必要があります。

テレワークとも呼ばれるこの在宅勤務という働き方には大きなメリットがあって、その一つが時間の有効活用です。

会社員として働いている人の中には自宅と勤務地が離れていて往復の通勤時間が必要以上掛かってしまうというケースも少なくありません。たとえ1日数時間といえども毎日の積み重ねで考えれば大きな時間のロスとなってしまいます。

その点、出社の必要がない在宅では通勤に使っている時間も仕事に充てることができるので時間の有効活用が可能です。

自宅で仕事ができる環境が整っていれば、身体や健康といった何らかの理由で在宅を余儀なくされている人でも働けるので優秀な人材の確保にも繋がります。同様に育児や出産のために会社を休まざるを得ない人も、在宅勤務で無理のない両立ができるのも魅力です。

とはいえ、在宅勤務はメリット以外にもデメリットも多く存在します。

その一つがセキュリティ対策の側面です。ハッキングや情報漏洩に備えたセキュリティ対策は仕事に限らずインターネットを使用する上で必要不可欠と言っても過言ではありません。特に機密情報を取り扱う仕事においては万全の対策を施すことが求められます。

そのほかにも、在宅での勤務は会社のように勤務と休憩のように仕事とプライベートの区別をつけるのが難しく勤務管理が難しいのは否めません。働き方についてトラブルを避けるためにも仕事の評価や勤務時間などを明確に提示して双方が納得した形で契約することが大切です。

これから在宅勤務制度を取り入れようと考えている企業は、セキュリティ管理、雇用契約、緊急時のスムーズな連絡といった事前の準備を万全にすることが成功の秘訣と言えます。

 

 

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