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テレワークで働くエンジニアの実態

実際に導入するとどのように働くのか

どれだけ会社にテレワークを導入してもらい、在宅勤務で働きたいと考えていたとしても、勤めている企業に導入されていなければ制度を利用することもできません。現状として、どれだけテレワークを導入している企業があるのかといったことは、重要な問題です。

エンジニアは、在宅勤務を導入しやすい職種ではありますが、必ずしもエンジニアを雇っている企業がテレワークを導入しているわけではありません。テレワークを導入している企業は、エンジニアを雇用している企業であっても全体のおよそ30パーントほどの割合にとどまっています。政府による働き方改革や助成金制度が設けられていても、いまだ少ないです。

そのため、テレワークで働きやすいエンジニアになったとしても、必ずしも在宅勤務ができるわけではありません。エンジニアとして企業に勤めていないフリーエンジニアならば在宅勤務で仕事をすることができるかというとそうでもありません。フリーエンジニアが企業と契約した場合、常駐案件として企業に出向する形で仕事をすることが圧倒的に多いです。

在宅勤務・テレワークをするためには常駐案件ではなく持ち帰り案件を獲得しなければなりませんが、初めて取引をするエンジニアに目の届かない在宅勤務を許す企業は少ないでしょう。持ち帰り案件を獲得するためには、常駐案件を複数こなして、自身のスキルや信用性を見せてから持ち帰り案件の提案をすることが必要です。

テレワークの権利を獲得したとして、実際にどのように働いていくのかが疑問となります。理想とするところと乖離していては、やめてしまいたくなります。そのような不安を払しょくするために役だつエンジニアのブログが「Developer’s Blog」です。

実際にテレワークで働いているエンジニアのブログであり、テレワークの今後の展開の予想をはじめ、どのようにして快適に働いていくべきかの意見も書いています。作業場の見取り図なども示して細かく教えてくれるので、実際にどのように働いていくものなのかといった実状を知りたい場合に非常に役立ちます。

 

エンジニアのテレワークのメリット

テレワークを導入することのメリットはどのような部分にあるでしょうか。メリットがなければテレワークを導入することはありません。

まず、通勤時間などをはじめとした時間の削減が可能となることです。毎日の通勤時間を無駄であると考える人が多く、その時間を削減できることにメリットを感じます。

そのように削減されて生み出された時間で、より仕事をこなしたり、あるいは育児や介護といった家庭のために費やす時間を増やすことも可能です。また、通勤といった不快な空間から抜け出せることで、精神的な余裕も生まれることもあります。

エンジニアにとってのテレワークのメリットは、職場環境を自分で選ぶことができるという点です。

エンジニアは時にアイデアや発想が必要となる場合があります。この際、限られた環境でしか仕事ができないと、ストレスを感じてよい仕事ができないこともあります。

しかし、テレワークを導入すれば、気分転換も容易にできるほか、自宅で仕事をしていた場合は好きな音楽をかけてリラックスしながら仕事に取り組むことが可能です。

このようなエンジニアがテレワークを行った際のメリットについて細かく紹介しているブログが「流通ITサービス事業部のブログ」です。このブログはテレワークを導入した企業が運営するブログなのですが、実際に働くエンジニアにアンケートを取った結果を細かく記載しています。

 

エンジニアのテレワークのデメリット

テレワークを導入することによるデメリットを感じる場合もあります。

職種や業界にこだわらないデメリットは、勤務時間の管理がしにくいため評価があいまいになりやすいことです。ひいては賃金の請求がしにくくなり、テレワークの導入後に給与が低下したといったこともなくはありません。

エンジニアにおいてのデメリットは、エンジニアは個人で働くこともありますが、複数人が集まりチームとして働くこともあり、その際には実際に顔を合わせて仕事をしなければやりにくいということです。

また、仕事をする上での細かい機材や資料を自宅へと持ち帰ることが難しいという観点から、テレワークにデメリットを感じることもあります。このほか、テレワークでは自宅に仕事の機材をそろえなければならないといったデメリットもあります。

このようなデメリットを実体験をもとにして、細かく教えてくれるブログもあります。「Dorapro エンジニアBLOG」もその一つであり、ブロガーが感じた不安やその対処方法について、気軽に意見を述べているブログです。

 

テレワークとエンジニア

エンジニアはテレワークをしやすい職種というイメージが強いですが、実際にテレワークを取り入れているエンジニアが働く企業は全体の30パーセントほどと少ない割合です。エンジニアとして在宅勤務をしたいならば様々な工夫が必要です。

また、テレワークを導入していたとしてもメリットばかりではなくデメリットもしっかりとあります。エンジニアとしてどのような仕事をしているのかブログなどを参考に考えてテレワークの活用を考えることが必要でしょう。

 

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