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在宅ワークでメリットを感じるのはこんな人!人と関わるのが苦手な人は、在宅ワークに向いているの?

在宅ワークでメリットを感じるのはどのような人?具体例を解説!

在宅ワークは業務の形態によって、いくつかのパターンがあります。会社に所属しながら、在宅で仕事を行う場合や企業と業務契約を行っている場合、個人事業主として個人が主体となって行う場合などがあります。

在宅ワークを行うことで、具体的にメリットがあると考えられるのはどんな人なのでしょうか。主に会社に所属しているパターンを例にとってみてみましょう。

・主婦や育児中の人の感じるメリット

まず、家事を任されている主婦にはメリットがあります。在宅ワークを行うことで、家庭のことを行いながらも、仕事を得ることができるためです。例えば、結婚後、配偶者の転勤についていく場合には、各地を転々とするため、退職をよぎなくされ、さらに再就職が困難なこともあります。

そのようなときに、インターネット環境やパソコンなどの初期設備さえ準備できれば、仕事をはじめることのできる在宅ワークは最適です。仕事をやめなくてもすみますし、キャリアを続けることができるでしょう。

また、子どもの事情に左右されず、フレキシブルに働くことのできる在宅ワークには、育児中の人にもメリットがあるのではないでしょうか。

特に、乳幼児のうちは、急に熱を出すこともあるため、保護者は急に保育園からの連絡により駆けつけなければならなかったり、仕事を休まなければならなかったりするケースもあります。幼稚園・保育園などに通いはじめても、毎日の送迎の時間は必要ですし、保育時間は限られています。その点、在宅ワークなら、子どものそばにいながらにして、仕事時間を自由に組み立てることが可能です。

・介護中の人の感じるメリット

同じような理由で、介護が必要な家族がいる人にも、メリットが大きいです。要介護の家族を家で介護している場合には、身の回りの世話をしたり、病院やデイケアに送迎したりなど、必要な仕事がいくつもあります。

そのため、介護を主導で担っている人は、拘束時間が決まっている仕事につくのが難しいこともあります。介護離職をする人も少なくありません。在宅ワークなら、空いた時間で仕事ができるため、社会とのつながりは担保することができます。

・副業をしている人・通勤時間が長い人へのメリット

さらに、副業をすでに持っていて、収入減がほかにある人にも在宅ワークはメリットがあります。副業との兼ね合いで、時間が作れるときに在宅ワークをし、月々の収入を調節することができます。在宅ワークの場合には、場所の拘束がないため、副業とのバランスがとりやすいでしょう。

あるいは、現在通勤時間が長く、その時間を有効利用したい、満員電車にうんざりしている、という人も、在宅ワークに切り替えることでメリットはあります。在宅ワークでは、そもそも出社する必要がないため、自宅ですぐに業務に取りかかれます。少なくとも、人波にもまれながら電車に乗り込むストレスからは解放されるでしょう。満員電車にのり、出社時間を気にする働き方をしなくてすむのです。

 

人と関わりたくない人にもメリットも?会社所属の場合にはデメリットも

このように、在宅ワークをすることで、メリットがある人を見ていきました。

また、在宅ワークといいますと、人と関わる機会が少ない仕事だ、という印象を受ける人もいるのではないでしょうか?そのため、人と関わりたくない人にもメリットがあるのでは?と思うかもしれませんね。ただ、それは、在宅ワークの雇用形態によりけりなのです。

特に、会社に属している場合には、人と関わりたくないからという考え方で在宅ワークを選ぶと、かえってデメリットを感じる機会の方が多いかもしれません。

在宅だからこそ、人と関わることに抵抗がない人の方が有利であることもあるのです。個人事業主の場合には、お客様や業者と連絡がスムーズで意思疎通ができていれば、よいかもしれませんが、会社に属する場合は少し事情が違います。

例えば、在宅で仕事をしながらも、上司へ仕事の進捗報告や相談をする必要がありますし、同僚とも連絡をとって仕事の連携をとらなければいけません。家にいながらにして、会社で行っている業務全体のバランスをとらなくては、いけないのです。

そのため、社内の人とこまめなコミュニケーションをとり、社内で自分の存在感をなくさないような工夫も必要になります。「在宅だから連絡がとれない」などと社内の人に思われないようにすることが大切です。

出社しない分、チャットツールやメール、電話やweb会議ツールなどを使って、社内の人とコミュニケーションをとっておくことは必要になります。結果として、主体的に人と関わる機会は、会社に通う以上に、多いかもしれません。

そのようなことから、人と関わりたくないからという理由で、在宅ワークに切り替えると、案外デメリットが多いかもしれないのです。

 

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