快適に仕事がしたい!テレワークを実施できる場所を紹介
自宅?サテライトオフィス?勤務場所を決めよう
在宅勤務の場合、就業場所を明確に決める必要があります。焦点は、自宅のみに限るか、自宅以外を許可するかです。
自宅内に限る場合は、執務環境を構築しなければなりません。自宅以外も許可するなら、セキュリティー問題にはしっかり対応する必要があります。
ノートパソコンの置き忘れや、盗難にも注意しなければなりません。自宅以外で働く場所といえば、お気に入りのカフェや図書館など色々ありますが、コワーキングスペースの利用者も増えています。
本社から遠い場所に住んでいるテレワーカーが多いのであれば、サテライトオフィスを開設するのもよいでしょう。
テレワーカーでも複数人と働く!コワーキングスペース
コワーキングスペースとは、共有オフィスのことです。仕切りのないオープンスペースで、休憩スペースや会議室、コピー機やプリンタなどのOA機器を各自使用できるようになっています。
無線LANと電源を完備しており、ノートパソコンのバッテリー残量を心配することもありません。レンタルオフィスと違うのは、コミュニケーションを重視している点です。
コワーキングスペースの利用者同士の意見交換は活発に行われており、そこから新たなアイデアが生まれることもあります。自分とは違った視点からの意見を聞けるのは、創造的な仕事にはぴったりでしょう。
月ごとに会費が設定されていますが、数時間や1日だけの利用もできます。自宅で仕事をしているとつい家事をしてしまう、近所の騒音が気になるなどの問題を解決してくれるでしょう。
地域密着型で自由に働く!サテライトオフィス
サテライトオフィスは、本社に災害があったときのために機能を分散して、即座にトラブルに対応できるメリットがあります。また、顧客の近くにサテライトオフィスを開設すると訪問もしやすくなり、顧客満足度のアップにつながります。
サテライトオフィスの開設には、コストを抑えて遊休施設や空き家を利用するのもよいでしょう。以前は公共施設や職員住宅に利用していたものの、今後使用する見込みのない建物が遊休施設です。
地方自治体の多くは遊休施設を所有しており、ホームページなどで利用を呼びかけています。サテライトオフィスの開設が決まったら、まずは近くの地方自治体のホームページをのぞいてみましょう。地方創生のため、サテライトオフィスの誘致に積極的な自治体もあります。
在宅勤務のための快適な場所作り
在宅勤務が週1回程度なら、ノートパソコンを持ち帰って、リビングルームで仕事をする形でも問題ありません。しかし、在宅勤務の頻度が増えるようなら、居住スペースとは別に執務環境を整える必要があります。
パソコン、電話、机、椅子、照明、空調などに配慮しなければなりません。机と椅子を設置して、できれば居住スペースとの仕切りをつけたいところです。スペースが少なければ、レイアウトの工夫をするなどして、できる限り仕事と居住空間を分けましょう。
パソコンは、ノート型よりもデスクトップ型の方が長時間の作業でも疲れにくいです。また、盗難や紛失のリスクも低くなります。
長く座ることになるので椅子は高さの調整ができて、疲れにくいものが理想です。たとえ在宅勤務でも、労働安全衛生法と労働者災害補償保険法は適用されます。安全面や健康の維持に配慮しなければなりません。
健康管理に気を配り、快適な作業環境を作ろう
在宅勤務だと、つい他のことに気を取られて仕事とプライベートのスイッチの切り替えが難しいという方もいます。そんな時、コワーキングスペースに出かけるのは、スイッチをオンにするのに効果的でしょう。
サテライトオフィスや自宅での勤務では、テレワーカーの健康にも十分気を配る必要があります。いい仕事をするために必要なものの一つは、作業環境です。
快適な場所を構築し、そこからいい仕事が生まれれば、会社にとってもプラスに働くでしょう。