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ブログに見る、在宅勤務をしてきた人の体験談

一時的な在宅勤務

megoさんは育児休暇を利用して職場を離れていましたが、本格的な社会復帰の準備として在宅勤務をはじめました。

育児休暇をとった当初は在宅勤務を考えていませんでしたが、無事出産し、育児に慣れてくると、今後の社会生活に対する不安を感じるようになったといいます。仕事に戻った時、以前と同じ仕事量をこなすことができるだろうか、自分の居場所はあるのだろうか、という不安感が日に日に強まってきたのです。

このためmegoさんは、多少無理をしてでも在宅勤務をしようと決められたそうです。赤ちゃんと同じ空間で仕事もしなければならないため、仕事のための時間はあまりとれず、効率も良くありませんでした。

それでも育児休暇を終えて職場に復帰した時、megoさんは大きなブランクを感じなかったそうです。megoさんはこの理由として、在宅勤務時にweb会議に参加していたため、画面越しに社内の上司や同僚と顔を合わせ、情報を交換してこれたことを挙げています。

megoさんの上司の方も、megoさんにしかわからない情報を適時聞くことができたため、在宅勤務をしてくれていて良かったと言ってくれたそうです。

 

外資系企業の在宅勤務

ワタルさんには外国人の同僚が多く、そのほとんどが在宅勤務をしているといいます。

自身も在宅勤務をしているため、職場で人と会うよりもweb会議や電話会議で情報のやり取りをすることが多くなっています。

ワタルさんが働いているのは外資系の企業なので、社員が海外へ出張に出ることがよくあります。このため遠くの人と情報を共有するシステムを多用しているのですが、これは自宅にいても使えるため、家にいても職場にいても得られる情報は同じ、という環境になっています。

また、海外では在宅勤務が普及しているところもあるため、在宅勤務をすることを当たり前に思っている社員が多く集まっているようです。

情報のやり取りに関しても、人と直接会わなくても不便はないとワタルさんは言います。連絡を取りたい相手がパソコンの前にいればすぐにコンタクトを取ることができますし、web会議ならば必要な資料やデータをその場で得ることができます。

おかげで家で仕事をしても何の支障もなく、リラックスしながら仕事を進められるので、ワタルさんは大いに助かっていると語っています。

 

地方労働者の在宅勤務

イケハヤさんは6年以上も在宅勤務を続けています。

はじめは東京に暮らし、出社する日と在宅勤務をする日を分けていたそうですが、次第に会社に行かなくてはならない理由に疑問をおぼえるようになり、必要のない日はすべて家で仕事をするようになりました。

今では高知県の人里離れたところに移住し、ほとんどすべての仕事を自宅でこなしながら、家族で地方での生活を満喫しています。常に人と離れているため、イケハヤさんの仕事には遠方とのコミュニケーション手段が必須です。

このため、人と話す必要がある時はweb会議をしていますが、こうすることで打ち合わせや会議の時間が短くなったとイケハヤさんは言います。人と人が実際に会えば、その人の近況などの仕事以外の話をすることもよくありますが、web会議だと必要事項だけで会話が終わることが多いそうです。

おかげで無駄な時間を過ごすことがなくなり、余った時間で子供と遊んだり、昼寝をしたり、おいしいコーヒーを淹れたりと、プライベートな時間をとても楽しんでいます。通勤時間がないことや、容姿を気にしなくてよくなったことも、時間節約の要因になったようです。

 

在宅勤務に不可欠な、コミュニケーションシステム

在宅勤務を経験した三人の意見を見ると、全員が仕事仲間とのコミュニケーション手段について語っていることがわかります。

特にワタルさんやイケハヤさんにとっては、外部と情報をやり取りする有効な手段がなければ、仕事が成り立たなくなるほどに重要な要素です。

在宅勤務は職場と違い、基本的には一人で仕事をすすめることになります。職場にいれば同僚と話をしたり、会議に出たりすることで必要な情報のやり取りをすることができますが、自宅だとこれらの方法で情報を集めることができません。

職場から離れたところで仕事をしていくには、直接同僚や仕事仲間と会うのと同じか、それ以上に良質なコミュニケーション手段が必要となってきます。このコミュニケーションをどのようにして行っていくかが、在宅勤務をしていくための最大のポイントになりそうです。

 

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