オフィスで働かない?!リモート勤務って知ってる?

リモート勤務ってどういう意味?
自宅で働く在宅勤務や場所や時間にとらわれないテレワーク、同じく場所や時間にとらわれずICTを活用して働くモバイルワークなど、通勤せずに働くことを指す言葉は様々ですが、リモート勤務もその一つです。
遠隔を意味するリモートが使われたリモート勤務は、言葉通り離れた場所で勤務することを指します。
これまで仕事をする際には決められた勤務地にある指定のオフィスで働くことが基本的な勤務形態となっていました。リモート勤務はオフィスではなく別の場所で勤務するため、働き方の一つとして取り入れることで、企業の場所や従業員の住所にとらわれることなく働くことが出来ます。
リモート勤務を取りれるメリットとは?!
リモート勤務を取り入れることで想定されるメリットはいくつかあります。
まず1つは、通勤しないということです。通勤する必要がなくなると、通勤によるストレスを無くすことが出来るのに加えて、会社から離れた地域に住んでいる人が勤務することが出来るなど、働く従業員だけでなく、企業にとっても勤務地を理由に断念することなく、優秀な人材を確保しやすくなります。
また、自宅で働くことが出来るため、子育て中の人が働く際にも、家庭と仕事の両立がしやすくなり働きやすい環境となることもメリットの一つです。
業務内容によっては接客対応や電話対応など、別の業務をする必要が減るため集中して業務に取り組むことが出来るようになり、効率よく生産性を上げることが可能となることも、大きなメリットではないでしょうか。
リモート勤務を取り入れるために必要なこと!
リモート勤務を取り入れるためには、勤務環境を整える必要があります。業務環境が整えられているオフィスと違い、遠隔地で働くこととなるため、インターネット回線やパソコンなど、業務に必要な備品設備を改めて準備する必要があるのです。
会社が準備し提供する場合もありますが、事前に使用者自身が準備しておく場合もあるため、環境整備を行う際には事前に規定などを定めておくなど、従業員と会社側の双方できちんと確認を取る必要があります。
また、場所や環境による拘束や通勤がなくなることで、業務の取り組み方や勤務時間に関する規定も変わってくるのではないでしょうか。そのため、勤務規定も事前に決めておく必要があります。
スタッフ間のコミュニケーションも必要!
働く従業員にとっても、雇用する会社にとってもメリットがあるリモート勤務ですが、同僚や上司と同じ空間で働くわけではないので、日常でコミュニケーションをとることが難しくなります。直接顔を合わせることがないため、基本的な挨拶や些細な日常会話をする機会がなくなってしまうからです。
些細な擦れ違いから、業務に支障をきたさないためにも、普段から積極的にコミュニケーションをとる必要があります。ネット環境を利用して、チャットやビデオ会議などでお互いに発信していける環境づくりも整備していかなければならいのではないでしょうか。
また、勤務状況見えるわけではないため、密に連絡を取り合うことで、互いにすれ違いを避け、効率よく業務に取り組めるようにすることも重要な課題といえます。
勤務環境に差をつけないよう注意!
リモート勤務を実施することで、従業員それぞれの勤務環境が変わります。
特定の従業員のみがリモート勤務を選択することができ、他の従業員は規定の勤務地でオフィスに通勤しなければならないといった環境だと、従業員間に格差が生まれてしまいます。そのような環境だと、従業員の意欲が下がる可能性も出てくるのです。
そのため、リモート勤務を取り入れる際には、それぞれの勤務環境に大きな差が生まれないよう、雇用する会社側がきちんと管理する必要があるのではないでしょうか。