テレワーク実践者のブログに見る本当の評判

テレワークをして働く人々
テレワークをしている人といっても、その立場はさまざまです。
ここでは代表として、テレワークをした経験のある三名の方のブログから、評判を探っています。
三人の子供を育てながら働いているママのAohaさんは、会社にテレワークが導入されたため週一で利用しています。
テレワークを始めてもっとも感じるのは、自分の時間が増えたことだそうです。
この時間を使ってコーヒーを淹れるなど、自由時間を満喫しているようすがブログに書かれています。
ただし逆に、業務管理もすべて自分でしなくてはならないことがつらいとも言っています。
時間の使い方を自分で決めていかなくてはならないのは、テレワークの特徴だといえるでしょう。
OLのじゅんちくわさんも、テレワークができるようになったため試していますが、片道三十分の通勤時間がなくなったことを喜んでいます。
また、周囲の雑音や部下からの相談事がないため、とても仕事に集中できたそうです。
しかし上司との打ち合わせは、スマートフォンを介してするしかなかったため不便だったと語っています。
周りに仕事仲間がいないことは、メリットにもデメリットにもなりそうです。
在宅勤務から田舎生活を始め、今はテレワークをしている男性のイケハヤさんは、一日中ずっと家にいられることが最大のメリットとしています。
満員電車に乗ることもなく、職場で無駄な会議などをする必要もなく、我が家で家族と過ごしながら、同時に仕事をする生活です。
デメリットはパソコンを開けばすぐ仕事ができるため、働きすぎてしまうことだというから驚きです。
イケハヤさんは自分一人で仕事をし始めてから時間が経っているため、このようなテレワーク生活を楽しむことができるのでしょう。
すべての時間が自由になるテレワーク
上記のテレワーク経験者の意見は三者三様ですが、共通しているキーワードには『時間』が挙げられます。
会社へ行く必要がないため朝の時間に余裕ができ、仕事時間も調整が効くためティータイムを合間に挟め、ずっと家にいるために仕事をする時間も子供と遊ぶ時間も自由です。
ほかのブログでも、時間が空くことがメリットだとする評判が多く、ブログ内ではそうしてできた自由時間に行ったさまざまな報告があります。
たとえば、平日の昼間しか営業していない気になるお店に行ってみたり、カフェでくつろぎながら仕事をしてみたり、中には旅行に出かけて、観光を楽しみながら合間合間で仕事をする人もいます。
テレワークはパソコン一台あればできるので場所を問わず、仕事の量や締め切りに問題がないならば、予定もあまり問われません。
自分だけの時間をいかに使っていくかは、テレワークを経験した人だけが味わえる楽しみでしょう。
自己管理がテレワーク生活の鍵
逆に、テレワークに向いていない人とはどのような人でしょうか。
イケハヤさんは自身のブログの中で、「自分の仕事が好きじゃないと、在宅勤務はつらいでしょうね」と意見しています。
会社に出勤している人は、自分のしている仕事が嫌だろうと、会社に行けば仕事をします。
職場で仕事をするというのは社会的には当然ですし、周囲の視線もあるため、自然と仕事をするためのスイッチが入ってしまうのです。
しかしテレワークならば時間が自由なので、サボろうと思えばいくらでもサボれます。
代わりにできる楽しいことなどいくらでもありますので、そちらを優先してしまい、仕事がずるずると後回しになってしまうのです。
このような業務管理の難しさはAohaさんも書いていますので、評判としても間違ってはいなそうです。
実際にテレワークに携わってきた人たちの評判をまとめると、テレワークは時間が自由になる代わりに、自分自身の管理もしなければならない仕事ということになります。
Aohaさんはこれを「良くも悪くも自分の裁量」としています。
仕事も生活も自分でコントロールしていかなければなりませんが、このどちらにも責任を持たなければならない主婦の方や、自分を管理することのできる人にとっては、テレワークはメリットの多い仕事となるでしょう。