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会社にとってのメリットとは?テレワークを正しく理解しよう!

「働き方改革」が叫ばれる今、働く場所にとらわれないテレワークの導入を考える会社が増えています。また個人の能力を活かせる働き方としても、注目が集まっています。

 

テレワークって何?働き方の仕組みを知ろう!

テレワークとは、tele(遠方の)とwork(働く)を合わせた造語です。パソコンやスマートフォンなどの情報通信技術を活用して、時間や場所にとらわれずに柔軟に働くことを意味します。

テレワークが求められる理由として、先ず自分に合わせた多様な働き方が選択できるというワーク・ライフ・バランスの実現が挙げられます。次に挙げられるのは、少子高齢化社会への対策として潜在的労働力の活用です。

またサテライトオフィス推進により遊休施設活用や地方創生・雇用創出に結びつくことも理由です。そしてマイカー通勤によるCO2排出を削減することや紙媒体使用による資源の節約など、環境問題への取り組みも理由でしょう。

会社がテレワークを積極的に導入することで、多くの人々が自分に適した働き方が選択できるようになります。

テレワークには様々なメリットがあります。労働者のメリットとして、通勤や移動時間の負担が削減するということがあります。働く場所が自由に選択できるので、会社へ出勤する必要がありません。通勤時間が削減できるので、地方や海外に住んでいても仕事を継続することも可能です。通勤や移動のストレスも軽減できるので、ベストな状態で仕事に向き合うこともできます。

また出産や育児、介護などに従事しながらも仕事ができる点もメリットとなります。会社へ出社して働くというスタイルではなく、テレワークならば自宅で働くことができます。子育てや介護との両立も可能です。そして会社にいれば様々な用事や雑務に時間を取られてしまいますが、テレワークでは自分の仕事だけに集中できる点も、メリットといえます。

 

テレワーク導入でどんな変化が?会社のメリットを知ろう!

テレワーク導入による会社のメリットとして、優秀な人材を確保できることが挙げられます。労働人口が減少している社会情勢の中、出産や育児、介護、そしてパートナーの転勤などで経験ある優秀な人材が離職することは、会社にとって大きなマイナス要因です。

しかしテレワーク導入により、このような離職を防ぐこともできます。同様に労働意欲があっても通勤が困難などの理由で就業機会を失っている多様な人材に、働いてもらうこともメリットです。

時間や場所にとらわれないテレワークだからこそ柔軟な働き方が可能であり、多様な潜在的労働力に就業機会を提供することができるからです。社員のワーク・ライフ・バランスが向上することで生産性も高まり、そして会社のイメージアップにも貢献できるので、さらに優秀な人材確保が期待できます。

会社のテレワーク導入には、自然災害や感染症などが発生した場合でも、リスクを分散でき事業を継続できるというメリットもあります。1ヶ所に従業員や重要な業務が集中していると、災害時などには業務が滞るリスクが生じます。また事業が継続不可能になれば、労働者も仕事を失います。

テレワークを導入していれば、会社が被害に遭っても、モバイルワークや在宅勤務を活用して事業を継続することも可能です。そして出勤する必要がないので、労働者の生命を守ることができます。同様に感染症流行時には、感染拡大を抑えられます。さらに通勤費や紙書類のコスト削減、そして組織のスリム化というコスト削減もメリットです。

テレワーク導入そして運用には、会社にとって多くのメリットが期待できます。しかし様々なコストや手続きなどが必要となります。また導入の目的、そして自社に適した運用方法などを明確にすることも重要です。そして会社と労働者、両者がバランスよく働ける環境を整えることが会社のメリットとなり、会社の発展につながるといえるでしょう。

 

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